


人間がある事態を経験した時、そのことをどう考えるか、どう受け止めるかによってその事態に対する気分は変わってくるものだ。
たとえば、夜遅くまで街のネオンサインがにぎやかに灯っているのを見て、「活気があっていいな。日本経済もまだまだやるな」と思えば、気分は明るくなるかもしれないが、「エネルギーの無駄だ。地球温暖化がひどくなる」と考えれば、気分が悪くなったり、怒りが湧いてくるかもしれない。
これはもちろん、どちらが正しいかを言いたいのではなく、考え方によって同じ事態を見ても生じる気分が異なる例としてあげたわけです。
もつと俗っぽい例をあげてみると、巨人ファンは巨人が勝ったのを見れば、「巨人は優勝するかもしれない」と考え、気分が良くなるだろうが、同じ事態を見てもアンチ巨人ファンは「巨人が優勝したらおもしろくない」と考えて気分が悪くなるはずだ。
この例からも「事・態が問題ではなく、本当は『それをどう考えるか」が問題である」ことがわかると思います。
この事態というのが「苦境」である時も同様です。
